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 参加者や指導者の先生方の変わらぬご支援とご協力のおかげで、昨年度、念願の一万人を超えました。当協会を代表いたしまして心より御礼申し上げます。
 コンクールは10年で半人前、20年で一人前と自分に言い聞かせてまいりましたが、実績、水準、参加者数など20年間で大きく成長し、当初の目標を達成しました。

 日本クラシック音楽コンクールも来年20周年を迎えるにあたり、記念行事として「世界クラシック」(各国代表による世界大会)を毎年3月に開催する事が決定致しました。今後、オーケストラ団員、公式伴奏者、ボランティアスタッフ等、多くの方々のご協力をお願い申し上げます。私共も皆様のご期待に応えられる様、スタッフ一同一丸となり頑張る所存です。本年度よりコンクール運営を賞金目的やタイトル狙いの参加者より、純粋な向上心を持った方々の為に運営してまいります。教育的見地から、賞金制度を一旦中止します。世界的な不況の中において、これからは精神的な豊かさ、とりわけ文化、芸術、スポーツ、教育等が重要な役割を担う気しております。
 昨年度、台湾から「水準の高い日本と文化交流したい」との要請があり、日本側からは私をはじめ、ピアノ、声楽、フルート、ヴァイオリンの先生方数人が8月と10月に台湾へ審査に伺いました。小学生から大学生まで、若い方々の演奏を聴き、日本側の先生方も異口同音に大変衝撃を受けておられました。ルーヴィンシュタイン(ピアニスト)の若い頃を彷彿させるかの様に、細かいミスに捉われず、自分らしい表現を思う存分伸び伸びと自然体で演奏していたのです。高い点数を取るためではなく、本当に音楽を愛し、楽しみ、体全体での表現や、その純粋でひたむきな目の表情に本来音楽とはこうあるものだと体感させられました。
 現在、クラシックにおける日本の小、中、高校は世界のトップレベルにあります。これからは日本国内だけで競り合うのではなく、世界各国の人達と刺激し合い、互いの長所を吸収し合う必要性を実感致しました。
「才能がある」 「天才」と言いますが、本来ノーベル賞学者や金メダリスト、世界的な演奏家と一般人との違いは殆どないと思っています。違うとすれば、「自分は出来るんだと言う信念と思いの差」ではないかと思います。失敗や何か壁にあたった時こそ、真価が問われのではないでしょうか。どうかそれをバネにして更なる成長につなげて下さい。そして常に基本・基礎を忘れない事です。自分の可能性を信じ、目標と夢を持ち、地道に根強く研鑽を積んで下さい。
今年も又、昨年以上の新しい驚きや感動的な演奏に出会える事を楽しみにしております。


日本クラシック音楽協会
代表 安藤 裕


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