コンサートConcert
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出演
ハロルド・スタネーゼ Harold Stanese
ハロルド・スタネーゼのコンサートは、ただ演奏するだけでなく、作品ごとに背景や物語を語りながら進行する。そのスタイルは、音楽の深みへと自然に引き込まれるような体験を生み出し、「音楽を語るピアニスト」として高く評価されている。
フランス・パリの音楽一家に生まれ育ち、現在はドイツ・ハンブルクを拠点にヨーロッパ各地で演奏活動を行っている。15歳のときにスペインで行った初リサイタルが、1997年にスペインの新聞
『La Verdad (ラ・ベルダッド)』で高く評価され、若き才能として注目を集めた。
音楽教育はパリで始まり、ロシア音楽院パリ校(Conservatoire Russe de Paris)にてイーゴル・ラスコに師事し、クラシック音楽の基礎を磨いた。その後、ドイツ・ハンブルク音楽演劇大学
(Hochschule fur Musik und Theater Hamburg)に進学し、修士課程を修了。
2014年には国家演奏家資格にあたるコンサート試験(Konzertexamen)を首席で取得した。
これまでにスクリヤービン・コンクール(パリ)で第1位、バッハ・コンクール(ヴュルツブルク)でのファイナリスト選出など、数々の国際コンクールで成果を残している。
演奏活動と並行して教育にも力を注ぎ、ハンブルク音楽演劇大学での指導を経て、現在はハンブルク州立音楽学校(Staatliche Jugendmusikschule Hamburg)にて若い音楽家の育成にも携わっている。曲目
J.P.ラモー:
新クラウザン組曲集 第2番より抜粋
J.S.バッハ:
パルティータ 第1番 変口長調 BWV825
C.ドビュッシー:
プレリュード 第1集、映像 第1集より抜粋
E.シューベルト:
即興曲 第3番 変ト長調 D899
F.ショパン:
即興曲 第3番 変ト長調 Op.51
バラード 第3番 変イ長調 Op.47
*曲はすべて解説と共にお楽しみいただけますお問い合わせ